smash 0.5mmあれこれ

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初めてsmashを触ったのは、高校三年生の受験シーズンどっぷりの頃だったから、かれこれ四半世紀ほど前のことになる。

 

ペンケースを忘れたか何かで、友達にシャープペンを借りたのだが、そのときのシャープペンがsmashだった。あのときの驚きは今でもよく覚えている。何という安定感、手、シャープペン、紙が一体となった感触を得て、するするとペンが進むように感じた。当時からすでに文房具マニアの片鱗はあったはずなので、その当時ですら何かしらのこだわりを持ったシャープペンを使っていたはずだが、このときの衝撃で何を使っていたか忘れてしまった。

 

当時は文房具店で買うしかなく、高校生の身としては1000円は随分と高く感じられたが、これで勉強の効率が高まるならと、迷いもなく購入した。これが秋口くらいだったと思うが、そのまま受験シーズンを終え、大学生になっても使い続けた。大学生になってからは、ボールペンを使うことも増えたが、この高校生のときに買ったsmashは、思いついたときに使えるようにいつも引き出しに入れていた。ただ、就職ともなう引っ越しや就職後の寮からアパートへの引っ越しなどでいつのまにか無くしてしまった。

 

2005年頃だったか、急に懐かしくなって、smashを探すがない。文房具店に行っても売ってないという状態があったことを何となく覚えている。どうしようもなく悔しくて、文房具店に行くたびにチェックをしているうちに買ったのが、このsmashである。社会人になるといよいよボールペンばかりになって、出番は少なくなっていたが、ペン立てにはずっと入れていた。ここのところのシャープペン回帰でまた使おうと思っていたら、ノックの感触が悪い。これはどういうことかと思い、よく見てみると、キャップの部分のゴムが硬化していてボロボロになっていた。使い勝手も悪いので、ボロボロの部分は剥ぎ取った。

 

なんだか見すぼらしくなったので、どうしようか思ったところ、Amazonのセールで570円くらいで売っていたので、生涯3本目となるsmashを購入。目新しさはないが、安定感には感心させられる。それよりもこの品質のものが500円少々で買えるというのだから、高校生の頃の自分が知るとびっくりするだろうな。