鉛筆の魅力を再認識

ここのところ鉛筆の魅力にはまりつつある。

きっかけは今使っているノートでは、ジェットストリーム が滑りすぎてコントロールできないので、シャープペンを久しぶりに使い始めた。

そうすると今度は、0.3なのか0.5なのかもしかして0.7なのかなど、芯の太さで悩み出す。次は、HBなのかFなのか悩み出す。クルトガは、面白いけど、先端のがたつきが少し気になるよねとか、シャープペン自体も悩む。そうこうしながら、いろいろ試しているうちに、0.5mmのF芯が自分に向いてるな(このこともいつか書こう)と気づいた頃だった。

 

ふと自宅のペン立てに入っていた鉛筆を手に取って書き始めたところ何とも心地よい。そういうことかとすぐに合点がいった。短すぎて視野に入っていなかった。

 

まず当たり前すぎるが、軸が絶対にぶれない。芯を中心に木材を貼り合わせているのだから当然ではある。ただこのことが自分にとってはとんでもなく重要なのだ。紙と鉛筆がブレなく繋がっている一体感、これが安心となり筆が進む。

 

そしてシャープペンのときにグズグズ悩んでいた芯の太さの問題も一発で解決。なぜなら筆圧で如何様にも太さをコントロールできるのだ。芯の濃さも筆圧である程度コントロールできるので、そのときの思考に合わせて太さが変わる。身近にこんな万能ツールがあったのかという思いである。

 

さらに私は筆圧が強めだ。ペンの太さと筆圧が密接に関連していることに気づいたのは、恥ずかしながらつい最近のこと。何を言っているかと言うと、軸が太いと筆圧が強い人はペン先をスムースにコントロール出来ず、細いペンを選べば良いと言うこと、逆もまたしかり。という訳で、わりと細身のペンを意識して使うようにしていたのだが、私には鉛筆の細さが丁度良かったということだ。

 

早速何本かのF芯の鉛筆と鉛筆削りを買ってきて、ノートにあれこれ書いて楽しんでいる。この歳にもなって筆記具が定まらない自分にもどかしさも感じるが、まだまだ伸びようという意欲があるものとして、このもどかしさを楽しんでいる。